サッカーの肉離れ|攻撃と守備で負担がかかりやすい動作とは?
2026/09/28
サッカーの肉離れ|攻撃と守備で負担がかかりやすい動作とは?
サッカーでは、試合中に突然、太ももの裏や内側、ふくらはぎなどに痛みが出ることがあります。
特に、ダッシュやキック、切り返し、急な減速など、筋肉に大きな負荷がかかる動作では、いわゆる「肉離れ」が起こることがあります。
サッカーでは、攻撃と守備で身体の動かし方が異なります。
攻撃では前方へのスプリントやキック、守備ではバックステップや方向転換、急な減速などが多く、同じ「走る」という動作でも、プレーの状況によって身体にかかる負担は変わります。
ここでは、サッカーで肉離れにつながりやすい攻撃・守備の動作と、肉離れを繰り返さないために確認したいポイントについて紹介します。
肉離れについて、症状や受傷後の対処、競技復帰までの考え方を詳しく知りたい方は、肉離れについて詳しく解説したページもご覧ください。
サッカーで肉離れが起こりやすい動作
サッカーでは、単純に前へ走るだけではありません。
試合中には、
・急にスピードを上げる
・スピードを落とす
・相手をかわして方向を変える
・キックやシュートをする
・後ろ向きに走る
・横方向へ移動する
・大きく踏み込む
など、さまざまな動作を繰り返します。
こうした動作が重なったとき、太ももの裏や内側、ふくらはぎなどに負担がかかることがあります。
また、肉離れは相手との接触によって起こるとは限りません。
自分で走っているときやキックをしたときなど、接触のない場面でも発生することがあります。
攻撃中に負担がかかりやすい動作
裏へ抜けるダッシュ
攻撃時には、相手の背後へ抜けるために一気にスピードを上げることがあります。
最初の数歩で大きく加速する場面では、太ももの裏やふくらはぎなどに大きな負荷がかかります。
さらに、まっすぐ走るだけではなく、斜め方向へ走ったり、相手の動きを見ながら身体の向きを変えたりすることもあります。
そのため、「ダッシュ中に痛くなった」という場合でも、直線を走っていたのか、方向を変えながら走っていたのかなど、実際のプレー状況を確認することが重要です。
キックやシュート
キックやシュートでは、蹴り足を大きく振り出します。
このとき、蹴り足だけでなく、軸足で身体を支えながら全身を使ってボールへ力を伝えています。
キックの後には身体の動きを止めたり、次のプレーへ移ったりするため、蹴り足だけでなく軸足側にも負担がかかることがあります。
「シュートを打った瞬間に痛みが出た」という場合は、蹴り足だけでなく、軸足の状態やキック後の身体の動きまで確認する必要があります。
攻撃から守備への切り替え
攻撃が終わった直後に、すぐ守備へ切り替える場面もあります。
前へ走っていた状態から急に速度を落とし、方向を変えて戻る。
このような動作では、加速だけでなく減速や方向転換も必要になります。
特に試合終盤など、疲労が蓄積した状態では、このような動作を繰り返すことで身体への負担が大きくなることがあります。
守備中に負担がかかりやすい動作
バックステップと方向転換
守備では、相手の動きを見ながら後ろ向きに下がったり、横へ移動したりすることがあります。
そこから相手の動きに合わせて前へ出たり、急に方向を変えたりすることもあります。
前方へのダッシュとは異なり、身体の向きや重心を変えながら動くため、太ももの裏や内側、ふくらはぎなどに負担がかかる場合があります。
急な寄せと減速
相手へ一気に寄せるために短い距離を急加速し、その直後に止まる。
あるいは、相手の動きに合わせてもう一度加速する。
守備では、このような短い加速と減速を繰り返す場面があります。
長い距離を走っていなくても、急激な加速や減速が続けば、筋肉への負担が大きくなることがあります。
スライディングや大きな踏み込み
守備では、ボールを奪うために大きく足を伸ばしたり、スライディングを行ったりすることもあります。
このような動作では、太ももの内側や裏側などが伸ばされながら力を発揮する場面があります。
普段あまり行わない大きな踏み込みや、無理な姿勢からのプレーでは、筋肉に急な負荷がかかることがあります。
攻撃と守備では、負担がかかる動作が異なる
攻撃と守備のどちらが肉離れを起こしやすいと、一律に決めることはできません。
攻撃では、前方へのスプリントやキック、シュート、攻守の切り替えなどが多くなります。
一方、守備では、バックステップや横移動、急な寄せ、減速、方向転換、大きな踏み込みなどが繰り返されます。
また、ポジションやプレースタイル、試合展開、練習量、疲労の程度、過去の肉離れなどによっても身体にかかる負担は変わります。
そのため、「サッカーで肉離れをした」という情報だけでなく、
「どのプレー中に、どの方向へ、どのように動いたときに痛みが出たのか」
を具体的に整理することが大切です。
肉離れが疑われるとき、医療機関を受診した方がよいケース
サッカー中に急に痛みが出た場合でも、すべてが同じ程度の肉離れとは限りません。
特に、
・痛みが強く、歩くことも難しい
・短時間で強く腫れてきた
・はっきりした内出血や皮下出血がある
・受傷した瞬間に強い衝撃を感じた
・「ブチッ」「パチッ」といった音や感覚があった
・力を入れたり動かしたりすることが難しい
といった場合は、無理にプレーを続けず、医療機関で状態を確認することをおすすめします。
特に強い痛みや腫れ、内出血などがある場合は、自己判断で練習や試合への復帰を急がないことが大切です。
肉離れを繰り返している場合
同じ場所の肉離れを繰り返している場合は、痛みがなくなったかだけでなく、実際に肉離れが起こったときの動作を確認することも大切です。
ダッシュ、キック、切り返しなど、特定の動作で違和感が残る場合は、無理に全力プレーへ戻さず、状態を確認しましょう。
宮田接骨院で確認していること
宮田接骨院では、肉離れの痛みがある場所だけを見るのではなく、どのようなプレー中に痛みが出たのかを確認します。
例えば、
「裏へ抜けるダッシュ中だった」
「シュートを打ったときだった」
「守備で急に止まったときだった」
「切り返したときだった」
など、受傷した場面によって確認するポイントを整理します。
そのうえで、歩き方や身体の支え方、股関節・膝・足首の動き、左右差などを確認します。
競技へ復帰する際には、痛みの状態を見ながら、ランニング、ダッシュ、キック、切り返し、減速など、サッカーに必要な動作を段階的に確認していきます。
サッカーで肉離れを繰り返している方へ
サッカーの肉離れは、「走っていて急に痛くなった」という一つの出来事だけではなく、どのようなプレー中だったのかを整理することで、状態を考える材料になります。
太ももやふくらはぎの痛みがある方、同じ場所の肉離れを繰り返している方、競技復帰のタイミングに不安がある方は、一度ご相談ください。


