シンスプリントとは?秋の体育・部活で「すねの内側が痛い」ときの確認ポイント
2026/10/16
シンスプリントとは?秋の体育・部活で「すねの内側が痛い」ときの確認ポイント
「体育や部活で走ると、すねの内側が痛い」
「走り始めは大丈夫なのに、練習を続けると痛みが出てくる」
秋は運動会や体育の持久走、部活動などで走る機会が増え、すねの痛みを訴えるお子さんや学生がいます。
このような痛みで考えられるものの一つが、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)です。
ただし、すねの痛みはシンスプリントだけで起こるわけではありません。疲労骨折など、注意が必要な状態が隠れていることもあります。
今回は、すねの内側が痛くなったときに確認したいポイントと、運動を再開する際の注意点について解説します。
シンスプリントとは?
シンスプリントは、走る・跳ぶといった動作を繰り返すことで、すねの内側に痛みが生じる状態です。
陸上競技やサッカー、バスケットボールなど、走る動作やジャンプが多いスポーツでみられます。
特に、次のような変化があったときは注意が必要です。
・走る距離や練習時間が増えた
・休み明けに急に運動を再開した
・ダッシュやジャンプなど、強度の高い練習が増えた
・硬い地面で走る機会が増えた
こうした変化によって、すね周辺にかかる負担が大きくなり、痛みにつながることがあります。
なぜ秋になると、すねが痛くなることがあるの?
秋は、体育の持久走や運動会の練習、部活動の大会などが重なり、普段より走る量が増えることがあります。
夏休みなどで運動量が減っていた場合、身体がその負荷に十分に慣れていないことも考えられます。
大切なのは、単に「走りすぎた」と考えるのではなく、痛みが出る前に、運動量や練習内容がどう変わったのかを振り返ることです。
例えば、これまで短い距離を走っていた子が、急に長い距離を走るようになった場合と、ダッシュや切り返しを繰り返すようになった場合では、身体にかかる負担の特徴も異なります。
痛みが出た時期と、練習内容の変化を一緒に確認することが大切です。
すねのどこが、どのように痛むのか?
すねの痛みを確認するときは、痛む場所だけでなく、痛みの広がり方や、どの動作で痛むのかも重要です。
① 骨の内側の際に沿って、広い範囲が痛む
シンスプリントでは、すねの内側に沿って、ある程度広い範囲に痛みや圧痛がみられることがあります。
走ったときや、練習後に痛みを感じるケースもあります。
② 骨の一か所に、痛みが集中している
一方、骨の限られた一か所を押したときに強い痛みがある場合は、疲労骨折なども考慮する必要があります。
ただし、痛みが広いからシンスプリント、狭いから疲労骨折と、痛む範囲だけで確実に区別できるわけではありません。
痛みの場所や程度、歩行時の症状、運動後の変化などを合わせて判断する必要があります。
③ 走っているときだけでなく、歩くときにも痛い
運動中だけでなく、歩行時にも痛みがある場合や、安静にしていても痛みが続く場合は注意が必要です。
痛みが強くなっている、特定の場所に強い圧痛がある、日常生活にも支障が出ている場合は、無理に運動を続けず、整形外科などの医療機関で評価を受けましょう。
すねの前側など、典型的なシンスプリントとは異なる場所に痛みがある場合も、自己判断でシンスプリントと決めつけないことが大切です。
シンスプリントと疲労骨折は、どう違う?
シンスプリントと疲労骨折は、どちらも運動による負担の蓄積で起こることがあり、症状が似ている場合があります。
一般的には、次のような点が判断の手がかりになります。
シンスプリント: すねの内側に沿って、比較的広い範囲に痛みが出ることがある
疲労骨折: 骨の限られた場所に痛みが集中することがある
ただし、症状だけで両者を確実に見分けることはできません。必要に応じて、医療機関で診察や画像検査などを受けることが重要です。
痛みを確認するために、何度も強く押したり、痛みを我慢してジャンプしたりすることは避けてください。
「走れば痛いけれど、我慢すれば練習できる」という状態でも、負担をかけ続けることで悪化する可能性があります。
痛みがあるとき、練習はどうすればいい?
すねに痛みが出たときは、痛みを我慢して同じ練習を続けるのではなく、まず負担を調整することが大切です。
例えば、次のような対応を考えます。
・痛みが出るランニングやダッシュを控える
・痛みが出るジャンプや切り返しを避ける
・練習量や強度を一時的に下げる
痛みが続く場合は、医療機関で状態を確認する
ただし、どの程度運動を控えるべきかは、痛みの強さや原因によって異なります。
疲労骨折が疑われる場合は、自己判断で運動を続けず、医療機関で評価を受けてください。
痛みが落ち着いたら、すぐに走っても大丈夫?
日常生活で痛みがなくなっても、すぐに以前と同じ練習量へ戻してよいとは限りません。
特に疲労骨折が疑われる場合は、痛みが軽くなったことだけで競技復帰を判断せず、医療機関の指示に従うことが重要です。
運動を再開する際は、状態に応じて段階的に負荷を上げていきます。
日常生活で痛みがないことを確認する
医療上の問題がないことを確認したうえで、軽い運動から始める
痛みの再発がないかを確認しながら、走る量や強度を徐々に上げる
ダッシュやジャンプなど、負担の大きい動作へ段階的に戻す
運動中だけでなく、運動後や翌日に痛みが出ないかも確認しましょう。
痛みが再発する場合は、無理に段階を進めず、負荷を見直す必要があります。
宮田接骨院では、すねの痛みをどのように考えるのか?
西宮市の宮田接骨院では、すねの痛みがある場合、痛む場所だけでなく、歩行や走行などの動作も含めて身体の状態を確認します。
例えば、次のような点に目を向けます。
・歩いたり走ったりするときの足の着き方
・足裏への体重のかかり方
・足首の動きやふくらはぎ周辺の状態
・膝・股関節・足首を含めた身体の使い方
・痛みが出る前に、練習量や運動内容が変わっていないか
こうした確認を通して、運動時にどのような負担がかかっている可能性があるのかを考えます。
ただし、すねの痛みの原因は一つとは限りません。疲労骨折などが疑われる場合には、医療機関での評価を優先する必要があります。
「秋だから痛くなった」と考えるだけでなく、「痛みが出る前に何が変わったのか」を整理することが、今後の運動を考えるうえで大切です。
すねの痛みでお困りの方へ
体育や部活動で走る機会が増え、すねの内側に痛みが出ている場合は、無理に練習を続けず、まずは痛みの状態を確認しましょう。
痛みの場所や出るタイミング、練習内容の変化を整理することで、今後の対応を考える手がかりになります。
西宮市を中心に、宝塚市・伊丹市からもご相談いただいています。
すねの痛みが続いている方、運動を再開してよいか悩んでいる方は、宮田接骨院へご相談ください。
ご相談の際は、痛みが出始めた時期や練習内容、日常生活で困る場面、今後の大会・学校行事の予定などをお伝えください。


