成長期で膝の前が痛いお子さんへ|オスグッドの原因・セルフケア・受診の目安
2026/07/14
成長期のお子さんが「膝の前が痛い」と訴えていませんか?
「部活動のあとだけ膝のお皿の下が痛い」
「ジャンプやダッシュをすると膝の前が痛む」
「しゃがんだり正座をすると痛そうにしている」
このような症状が続いている場合、「オスグッド病(オスグッド・シュラッター病)」の可能性があります。
オスグッドは、成長期のお子さんに多くみられるスポーツ障害です。サッカーやバスケットボール、バレーボール、陸上競技など、ジャンプやダッシュを繰り返す競技で多くみられます。
「成長期だから仕方がない」「そのうち治るだろう」と思われることもありますが、痛みを我慢して運動を続けることで、症状が長引いてしまうこともあります。
この記事では、オスグッドの原因や、ご家庭で気を付けたいこと、受診を考えたほうがよい目安について解説します。
ご家庭での具体的な見分け方については、親御さん向けにまとめたこちらの記事も参考になります。
オスグッドとは
オスグッドは、膝のお皿の少し下にある骨の部分に負担が繰り返しかかることで起こるスポーツ障害です。
成長期は骨が大きく成長する一方で、筋肉や腱とのバランスが変化しやすい時期でもあります。そのため、ジャンプやダッシュなどの動作を繰り返すことで膝の前に負担が集中し、痛みが出やすくなります。
初めは運動中だけ痛みを感じる程度でも、症状が進むと運動後も痛みが続いたり、正座や階段の昇り降りでも痛みを感じたりすることがあります。
ご家庭で気を付けたいこと
オスグッドになると、「部活動を休ませたほうがいいのでしょうか?」という質問をよくいただきます。
実際には、すべての運動を中止しなければならないとは限りません。
大切なのは、その日の痛みの程度に合わせて運動量を調整することです。
例えば、
・練習後も痛みが残る日は無理をしない
・ジャンプやダッシュの本数を一時的に減らす
・大会前でも痛みが強い日は休息を優先する
・十分な睡眠や食事で疲労をため込まない
このような小さな工夫でも、膝への負担を減らしやすくなります。
また、痛みを我慢しながら練習を続けると、無意識にかばう動きになり、反対側の膝や足首、腰などに負担がかかることもあります。
「少しくらいなら大丈夫」と我慢するよりも、早めに練習内容を調整することが結果として競技復帰への近道になる場合もあります。
アイシングはどんなときに行えばよい?
練習後に膝の前が熱をもっているように感じたり、ズキズキとした痛みが強かったりする場合には、タオルを挟んで10〜15分程度冷やす方法があります。
ただし、アイシングは痛みや熱感を和らげるための方法の一つであり、根本的な改善につながるものではありません。
冷やしても毎回同じように痛みが出る場合や、休んでも改善しない場合は、一度状態を確認することをおすすめします。
「今日はできる」「今日は休む」の判断も大切です
成長期は身体が日々変化しています。
昨日は問題なく練習できても、今日は痛みが強いということも珍しくありません。
そのため、「毎日同じように頑張る」ことよりも、その日の身体の状態に合わせて練習を調整することが大切です。
特に、
・練習後も痛みが翌日まで続く
・歩くだけでも痛みがある
・ジャンプが怖くなっている
このような状態では、無理を続けないことも必要です。
身体からのサインを無視せず、痛みと上手に付き合いながら競技を続けることが、長くスポーツを楽しむためにも大切になります。
このような場合は一度相談をおすすめします
次のような状態が続く場合は、一度身体の状態を確認しておくと安心です。
・部活動のたびに膝の前が痛くなる
・数日休んでも痛みが変わらない
・正座やしゃがみ込みでも痛みがある
・膝のお皿の下を押すと強く痛がる
・痛みをかばって走り方が変わってきた
オスグッドと思っていても、ほかの原因が関係していることもあります。
長引かせないためにも、早めに状態を確認することが大切です。
宮田接骨院で大切にしていること
オスグッドは、痛みが出ている場所だけをみればよいというものではありません。
宮田接骨院では、お子さんのお話だけでなく、保護者の方のお話も伺いながら、いつから痛いのか、どんな動きで痛むのか、練習内容や試合の予定なども含めて現在の状態を確認しています。
「大会が近い」「できれば部活動は続けたい」「練習を休むべきか迷っている」など、それぞれの状況は異なります。
そのため、お子さん一人ひとりの状況に合わせて、運動との付き合い方や日常生活で気を付けたいことも一緒に考えていきます。
また、ご希望があれば動作を撮影し、ご本人や保護者の方と一緒に確認しながら、現在の状態や気を付けたいポイントをご説明しています。ご本人・保護者の方の許可をいただけた場合には、改善の経過が分かる動画を共有させていただくこともあります。ご自宅で振り返ったり、変化を確認したりする際にもご活用いただいています。
まとめ
特にオスグッドは、早い段階で負担のかかり方を見直すことで、無理なく競技を続けられるケースも少なくありません。
宮田接骨院では、お子さんの状態や練習状況に合わせて、「どこまで運動してよいか」も含めて具体的にご提案しています。
「このまま続けて大丈夫か不安」
「大会が近くて休ませるべきか迷っている」
このような場合も、お気軽にご相談ください。

