動作分析で判明!ランナーの痛みの原因は「着地のクセ」
2026/08/10
【動画でわかった「つま先の向き」と「接地時間」の問題】
あるランナーの方から、繰り返す痛みについてご相談をいただきました。
実際の走りを動画で確認してみると、いくつかの特徴的な動きのクセが見えてきました。
・着地の瞬間、つま先が外側を向いている
・そのぶん、足が地面に接している時間がやや長い
・母趾球にうまく体重を乗せられていない
・蹴り出しの際、足の指を十分に使えていない
一つひとつは、見た目にはそれほど大きな崩れに見えません。
ですが、ランニングでは同じ動作が一歩ごとに繰り返されます。着地のたびにつま先が外を向き、母趾球に体重が乗らないまま蹴り出す――この積み重ねが、特定の場所への負担につながっていたと考えられました。
【取り入れた練習:母趾の意識づけと、膝の「まっすぐ上げてまっすぐ下ろす」動き】
そこで、次の2つを練習に取り入れていただきました。
母趾を意識して使う練習
母趾球にしっかり体重を乗せ、最後に母趾で地面を押す感覚をつかむための練習です。
膝をまっすぐ上げてまっすぐ下ろす動き
着地の際に膝や足先が外や内に流れないよう、まっすぐの軌道を意識する練習です。
特別な器具を使うものではなく、日々の練習の中で意識を向けられる内容です。
【その後の変化】
練習を続けていただく中で、着地時のつま先の向きと接地時間に変化が見られるようになりました。
走れる距離も少しずつ伸び、最終的に大会への復帰につながりました。
※施術・練習の経過には個人差があります。同じ取り組みが誰にでも同じ結果をもたらすわけではありません。
【なぜ「痛い場所」だけを診ても原因が見えないのか】
このランナーの方が痛みを感じていたのは、つま先の向きそのものではありません。多くの場合、負担が集まった結果として、膝やすね、足首などに痛みが出ます。
オスグッド、ランナー膝、シンスプリント、肉離れ――スポーツ障害には様々な名前がありますが、共通しているのは「痛い場所は結果であることが多い」という点です。
・着地の向き
・足首の安定性
・股関節の使い方
・母趾球への体重の乗せ方
これらの影響を受けて、特定の場所に負担が集中します。だからこそ宮田接骨院では、痛みのある場所に加えて、立ち方・歩き方・片脚立ち・しゃがみ込み・着地の仕方といった「動作」を詳しく確認することを大切にしています。
【動作分析で見ているポイント】
代表的なチェックポイントをご紹介します。
■足の三点支持(踵・小指側・親指側)
立っているとき、歩いているとき、片脚立ちのときに、踵・小趾球・拇趾球の三点でしっかり地面を支えられているかを確認します。どこか一つに偏っていると、足首や膝、股関節に負担が集中しやすくなります。今回のケースでも、母趾球側への体重の乗せ方が大きなポイントでした。
■片脚立ちの安定性
骨盤が横に流れていないか、上半身が大きく傾いていないか、膝が内側に入っていないかを見ます。ここでバランスを崩しやすい方は、ランニングやジャンプの着地でも同じような崩れが出やすく、膝や足首への負担につながります。
■しゃがみ込み・ジャンプ着地
踵が浮いていないか、膝が内側に倒れ込んでいないか、足首・膝・股関節・体幹が一直線に近い状態で衝撃を受け止められているかを確認します。膝だけで衝撃を受け止める動きになっていると、練習や試合の中で膝への負担が集中し続けます。
【よくある「動きのクセ」】
今回のようなつま先の向きのほかにも、次のようなクセがよく見られます。
・母趾球にうまく体重を乗せられていない
・足の指を使わず、足裏全体をベタッとつけてしまう
・膝だけを前に突き出すように使っている
・片脚立ちで骨盤が大きく横に流れる
どれも「少し気になる程度」に思えるかもしれませんが、スポーツの場面ではこうした動きが何千回、何万回と繰り返されます。その積み重ねが、膝や足首、すね、太ももなど特定の場所への負担となり、スポーツ障害につながっていきます。
【痛い場所だけを追いかけないことの意味】
痛い場所に湿布を貼る、マッサージをする、一時的に休む。こうした対処は、症状をやわらげるうえで必要なこともあります。
しかし、痛みが落ち着いた後に同じ動き方・同じ練習量・同じフォームに戻ってしまうと、また同じ場所に負担が集まりやすくなります。今回のランナーの方のケースも、動きそのものに目を向けたことが、痛みの繰り返しを断ち切るきっかけになりました。
【動作分析を受けてみたい方へ】
宮田接骨院では、オスグッドやランナー膝、肉離れなどのスポーツ障害に対して、痛い場所だけを施術するのではなく、「なぜそこに負担が集まったのか」を動作を通して一緒に考えることを大切にしています。
「同じ練習なのに、どうして自分だけ痛くなるのだろう」
「休めば治るけれど、また同じ痛みをくり返してしまう」
そんな疑問や不安を感じたときは、一度、動作分析を通して今の身体の使い方を確認してみることも一つの方法です。痛みをやわらげるだけでなく、「どう動けば負担を減らせるのか」を知ることが、スポーツを長く続けるための第一歩だと、私たちは考えています。
「走ると膝が痛い」「休むと治るけれど、また痛くなる」といった症状でお悩みの方は、一人で抱え込まずにご相談ください。
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宮田接骨院
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電話番号 :
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FAX番号 :
0798-70-3067
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